ニュース

お知らせ

障害者在宅雇用支援サービス「エンカク」を展開するD&Iが、堺支援学校の生徒向けにテレワーク体験実習を開催

2020年3月9日

株式会社D&I(所在地:東京都千代田区、代表取締役:杉本大祐、以下D&Iは、2020年2月18日~20日の3日間、大
阪府立堺支援学校の生徒に対し、テレワーク体験実習を開催いたしました。

背景

大阪府の障害者雇用率は2.01%と年々増加傾向にある一方で、法定雇用率の2.2%にはまだ達していない状況です。
また、法定雇用率を達成している企業割合は41.0%と、全国平均の45.9%と比較してもまだ低い状況です。
D&Iは創業以来、障害者の雇用と教育事業を展開しており、「エンカク」というテレワーク(在宅)雇用支援サービスも展開するなど、障害者の新しい働き方や生産性向上を目指しております。
このようなD&Iの障害者雇用・教育ノウハウを活用し、大阪府立支援学校に通う生徒に対する就労に向けた支援を充実させることが、大阪府の障害者雇用・教育全体の向上につながると思い、2019年9月19日に大阪府教育委員会と「府立支援学校の生徒の就労支援に係る事業連携協定」を締結いたしました。
今回は同連携協定の一環として、堺支援学校の生徒5名に対し、D&Iの在宅雇用管理ツール「エンカククラウド」などのICTツールを活用したテレワーク体験実習を開催いたしました。
堺支援学校では、肢体不自由の生徒の就職先が限定されていることやなかなか民間就業をすることができないという課題を感じておりました。テレワーク実習をすることにより、生徒の可能性・活躍の場を広げることができるということで、今回の開催に至りました。

テレワーク体験実習について

働くために必要なことやテレワークのイメージを生徒たちに持ってもらうことを目標に、D&Iエンカククラウドシステムを用いて下記実習を3日間開催しました。
参加した生徒は真剣な表情で取り組み、質問や発言も積極的にされており「テレワークで仕事をする、働くイメージが持てました」という感想をいただきました。

1.テレワーク理解研修や働くとは?について考える
「将来やりたい仕事は何か?」「やりたい仕事について、テレワークだとどのようなことができるか?」をテーマにディスカッションをしました。テレワークについて知らない生徒が多くいましたが、授業の後半では「テレワークは自宅に居ながらできる仕事」と理解できるようになりました。

<生徒の発表例>
・【料理をやりたい生徒】テレワークでレシピを考える。テレワークで会社を作る。
・【教師、保育士になりたい生徒】テレワークで韓国語などを教えたい。テレワークで保育園で読み聞かせをする。
・【人と関わる仕事がしたい生徒】ロボットの中身になる。テレワークでロボットを操り接客したり会話したりする。
・【パソコンを使った仕事がしたい生徒】事務仕事をexcel、Wardなどを使って頑張りたい。データを作る勉強もしている。

2.WEB会議システムを利用したD&I東京本社とのミーティング
実際にWEB会議システムを利用し、学校とD&I東京本社をつないで会議をしました。生徒たちは緊張しながらもしっかり目を見て敬語を用い話すことができていました。

3.エンカククラウドを使用した業務、チャット対応
WordやExcelにデータ入力をしてもらい、エンカククラウドにアップロードすることや、質問があればチャット機能を使用し、相談する体験していただきました。

今後の展望

D&I の障害者雇用・教育ノウハウを活用し、大阪府内の他の特別支援学校でもテレワーク体験実習を開催し、テレワークと
いう働き方の可能性を広げて参ります。
就労に向けた支援を充実させ、大阪府の障害者雇用・教育全体の向上を目指してまいります。

ニュース一覧