テレワーク型障害者雇用サービス「エンカク」を展開するD&Iが株式会社やる気スイッチグループと共同で大阪府立堺支援学校でテレワーク実習を開催いたしました
2023年1月16日
株式会社D&I(所在地:東京都千代田区、代表取締役:小林 鉄郎、以下D&I)では、2022年10月24日~10月28日の5日間、株式会社やる気スイッチグループ(所在地:東京都中央区、代表取締役:高橋 直司、以下やる気スイッチグループ)と共同で、大阪府立堺支援学校(所在地:大阪府堺市、校長:西浦 由夏、以下堺支援学校)の高校2年生の生徒に対してテレワーク実習を実施しました。
テレワーク実習について
堺支援学校ではこれまでも複数回テレワーク実習を実施してきましたが、今回は特例子会社以外の企業で初めて企業様主体でのテレワーク実習を行うこととなりました。今回の実習では初日にオリエンテーションとして、やる気スイッチグループの社員として働く上での「6つの約束」を含めた「実習中の約束」の確認や、体験する仕事内容とその意義の説明を行った上で、実務体験に進んでいきました。実務体験では、実際に塾で働く講師の採用に係る業務の一部を切り出し、メールの下書き作成や他社求人のリサーチなどを行いました。3日目には実際にテレワークで働くやる気スイッチグループの障害のある社員の方々にご協力いただき、座談会を実施しました。テレワークで働く上での大切なこと等をお話いただき、生徒からも積極的に質問が飛び交うなど、リアルな現場を感じることのできる充実した時間になりました。
結果として、最終日にはそれぞれが初日よりも大きく成長を遂げることができました。
【本実習でのポイント】
(1) 就業開始時、昼休憩前、就業終了時での目標設定と振り返りの実施
やる気スイッチグループでは、障害の有無に関わらず、日頃から目標設定と振り返りの機会を設けています。実習期間においても、生徒が目標を意識し業務に取り組むことができるように、毎日の目標設定とそれに対する振り返りを実施しました。実習を重ねていくごとに、生徒の視座も高くなっていき、自身でPDCAを回しながら、実習中に得た気づきを改善や工夫に活かすなど、主体的に取り組む生徒の姿が印象的でした。
(2) 実際に行っている業務を取り扱うこと
今回実習の中で生徒の皆さんにやっていただいた業務は、やる気スイッチグループで実際に行っている業務の一部です。オリエンテーションの中でも、今回の実施業務がどういった意味を持つのかをやる気スイッチグループよりご説明いただいたことで、自身の対応に責任を持ち取り組むことができました。
また、生徒からは「思っていたよりも自分が対応できたことに驚いた」といった声も上がりました。実業務を対応することができたという今回の成功体験によって、自分自身の可能性を知るきっかけになったと感じています。
(3) テレワークで働く当事者の方との座談会
やる気スイッチグループでは、現在6名の障害のある社員がテレワークで就業されています。今回就業者の皆さんにご協力いただき、生徒とのオンライン座談会を実施しました。
座談会の中では、就業における困りごとや、プライベートとの切り替え方、働く上で大切なこと、テレワークで働くために身につけておくべきスキルについてお話いただき、生徒からも積極的に質問が飛び交う有意義な時間となりました。
(4)Web会議ツール「Zoom」、障害者テレワーク管理システム「エンカククラウド(※)」を利用
基本的なコミュニケーションについては「Zoom」、タスク管理や成果物の管理等については「エンカククラウド」を利用しての実習となりました。状況や用途によってツールを使い分けることで、円滑な業務指示や進捗の把握を行うことができておりました。
(※エンカククラウドとは)
D&Iのテレワーク型障害者雇用サービス「エンカク」のクラウドシステム。勤怠、体調管理、業務管理、コミュニケーションツールなど、障害者のテレワーク雇用に必要な機能を搭載したシステム( https://d-and-i.jp/service/enkaku/ )。
参加生徒の声(一部抜粋)
・スピードなどの目標を意識して頑張ることができました。
・報連相を期間中に意識しました。実習中に分からないことがあったら詳しく説明できました。
・やる気スイッチグループ、D&Iの方たちと実習ができて良かったです。
・相手に伝わる話し方、書き方を今後の課題としたいと思います。
・キーボードを速く打てるようになることや、PCの便利な機能を使えるようになりたいです。
・また実習ができたらいいなと思いました。
(先生の声)
やる気スイッチグループのご担当者様がとても細かく指導やフィードバックをしてくださり、生徒、教員にも新たな気づきがあったと感じています。今回の実習での学びを学校生活に活かしていけるように指導をしていきたいと思います。
今後の展望
今回の実習では、実際の業務を行うことによって、企業でのテレワーク就労のイメージをより具体的に持つことができたと考えております。また、5日間の実習を通して、参加された生徒それぞれが成長を実感することができ、今後の自身の選択肢を考える上でも、大きな気づきを得るきっかけになったと感じています。
今後もD&Iの障害者雇用・教育ノウハウを活用し、継続的なテレワーク実習を実施することで、生徒はもちろん、教師や保護者にとってもテレワークという選択肢を知り、将来の可能性を広げるきっかけになればと考えております。さらに、学校、企業との連携の機会を創出することで、障害者雇用の促進にも繋げていけるよう、今後も尽力してまいります。
D&Iについて
本社 :101-0054 東京都千代田区神田錦町3-3 竹橋3-3ビル5F
設立日 :2009年8月20日
資本金 :10,000,000円
代表者 :代表取締役 小林 鉄郎(こばやし てつろう)
事業内容:
【HRソリューション事業】
・テレワーク型障害者雇用サービス「エンカク」
・サテライト型障害者雇用サービス「エンカクサテライト」
・障害者雇用コンサルティング
・有料職業紹介「DIエージェント」(13-ユー306397)
・就職、転職イベント「BABカンファレンス」
・求人サイト「BABナビ」
・定着支援サービス「ワクサポ」
・就労移行支援事業「ワークイズ」
【教育事業】
・体験学習型放課後等デイサービス「テラコヤキッズ」
株式会社やる気スイッチグループについて
本社 :104-0032 東京都中央区八丁堀二丁目24-2 八丁堀第一生命ビル
創業 :1973年3月
設立日 :2017年4月 (※前身の株式会社拓人は1989年11月)
代表者 :代表取締役社長 高橋 直司(たかはし なおし)
事業内容:個別指導塾・英会話スクール・幼児教育・民間型託児保育の経営及びそれらのフランチャイズ事業
やる気スイッチグループは、一人ひとりが持つ"宝石"を見つけ、その無限の可能性を引き出すことで、世界中の子どもたちの夢と人生を応援します。
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株式会社D&I 管理本部 広報担当
TEL: 03-5577-6257 MAIL: corporate@d-and-i.jp