障害者雇用は「採用まで」ではなく「定着化」へ
定着支援サービス「ワクサポ」は、障害のある従業員様の離職につながる課題を可視化し、早期に対処することで、
離職率の低い新しい障害者雇用のスキーム構成を実現します。
障害者雇用の促進においては、「いかに採用するか」が主題に置かれがち。
しかし、1年以内の離職率平均が37.6%と、一般の離職率平均15%に比べて定着が難しいことも障害者雇用の課題です。
なぜ、障害者雇用は定着しないのか。
それは、企業様と障害のある従業員様との間に生じた「直接言いづらい悩み・課題」が、気づかないうちに膨れ上がり、解消ができずに退職をしてしまうケースが非常に多いからです。
「ワクサポ」は「定着への課題」を抱える企業様と障害のある従業員様との間に生じたギャップを可視化し、定着支援専門のカウンセラーが「どうすれば解消できるか」をアドバイスすることによって、離職のリスクを未然に防止します。
障害のある従業員様との架け橋となり、早期の課題発見
定着支援専門のカウンセラーが、障害のある従業員様の抱える「直接言いづらい不安・日々の悩み」を第三者視点でヒアリング。課題を特定した上で、「どうすれば悩みが解消されるか」「どのように企業様に相談をするか」等、従業員様へ具体的なアドバイスを実施します。
また、企業様からも「どのように業務をお任せすると良いのか」「どのようにフォローすると良いのか」といったお悩みをヒアリングし、その方の課題や特性に合わせた解決策を専門的な視点からアドバイスいたします。
担当カウンセラーは、双方の認識のズレを「定着への課題」と捉え、双方へのサポートを実施することによって認識をすり合わせし、ズレを埋めていくことで、定着ができる環境・関係づくりをご支援します。
客観的な視点で課題を発見し、解決策を提案・実施することで定着へ導きます
課題とソリューション
このような課題をお持ちでしょうか?
- 初めての採用でどう配慮
したらいいかわからない - 勤怠が乱れており
安定が見込めない - 日々のフォローで受け入れ
現場に負担がかかっている
D&Iの「ワクサポ」が解決します
定着支援専門カウンセラーによる的確なアドバイス
面談を通して従業員様の特性や症状を見立てます。
その内容を企業様へフィードバックすることで、必要な配慮事項が把握できます。
課題・特性に合わせた解決提案と目標設定
従業員様の課題に対し、専門的な見地から症状・特性に合わせた解決方法をアドバイス。どの様に取り組んでいくか、スケジューリングや目標設定までサポートします。
関係部署とのリレーション形成
従業員様との面談前に、ご担当者様へヒアリングを行います。従業員様が抱えている悩みとご担当者様がお考えの課題との間に認識のズレが発生しないようサポートします。
双方の認識のズレを可視化・解決する事で離職のリスクを未然に防止
サービス内容
月ごとの面談・レポートと、6カ月ごとのケース会議を繰り返し実施していきます。
また、業務や障害特性に合わせた目標を設定します。
お顔合わせ
事前の顔合わせと初回面談時に、「業務面」「対人関係面」「生活体調面」などをアセスメント。特性を把握します。
月次面談(6回)
従業員様の就業先に訪問し、面談を実施。
毎月の月次面談では、日々の就業における課題を可視化し、対処方法のアドバイスと実践・振り返りを確認。
課題の解決までフォローします。
ケース会議
総合的な課題分析と時期の目標設定を行い、従業員様の成長をサポートします。
ご利用料金
サービス内容 | 料金 |
月1回の直接面談(訪問) 面談報告書の提出 |
33,000円(税込・税別30,000円)/月 |
月2回の直接面談(訪問) 面談報告書の提出 |
44,000円(税込・税別40,000円)/月 |
- ※サービス内容は、企業様の課題や状況によって、最適な方法をご提案させていただきます。
- ※ワクサポ(直接面談タイプ)のご利用にあたって独立行政法人高齢・障害・求職者・雇用支援機構に対し「職場支援員の委嘱助成金」の申請が可能です。
よくあるご質問
ワクサポを導入いただく前に担当者様からよくいただく質問です。
他社経由や自己応募で入社した方に対しても利用できますか?
可能です。当社の紹介サービス経由でなくとも、就業されている皆様が対象となります。
一都三県以外の事業所で障害者雇用を行っているのですが、地方での定着支援も
行っていますか?
主に一都三県にてご支援させていただいておりますが、企業様の課題や状況によって最適な方法をご提案いたします。ご要望があればお気軽にお問い合わせください。
ワクサポを導入することによって利用可能な助成金はありますか?
ワクサポのご利用にあたって独立行政法人高齢・障害・求職者・雇用支援機構の管轄する「障害者介助等助成金 職場支援員の配置又は委嘱」の申請が可能です。
詳細はお問い合わせください。
活用事例
現場の配属になると状況が分からないため報告書が役立ちます
人事から手が離れ、状況が見えなくなることが懸念でした。
しかし、ワクサポの面談報告から、順調にステップアップできていることが確認できました。また、今までは直接の関わりが持てていない間にトラブルや退職が発生し、対応が後手後手になってしまうことも多々ありましたが、ワクサポを導入してからは生活面の乱れ等の離職につながり得る兆候に気づき、表出する前に共有していただけるため、離職する前に対策を打つことができました。
遠慮して伝えられなかったことをカウンセラーから伝えたことで出勤率アップ
ワクサポを導入したのは、なんとかして改善を図りたいという思いからです。
当初は、本人がどの様に現状を捉えているのか、どうしていきたいと思っているのか等をヒアリングしていただき、解決の糸口を探って頂きました。
複数回の面談を経て、本人とカウンセラー様との信頼関係が生まれ、本人もアドバイスを受け止められる心持ちになったタイミングを見計らって「配慮をお願いする上では『自分が対処すべきこと』と『周囲の協力を得なければ難しいこと』とを線引きしましょう。勤怠の安定はどちらでしょうか?障害者枠だから全てを考慮してくれる訳ではありません。当社の一員として、周囲の皆様と共に働くためには、『自分ができることは自分でする』ことが大事です」と仰っていただきました。
以降は本人の意識が変わったようで、カウンセラーと相談しながら、自身の体調の安定のための取り組みを進め、勤怠も安定し始めました。
働いている人も支援機関も安心できる体制構築に一役
Aさん就業先の人事の方には連絡したか聞いたところ、ワクサポ導入以前のやりとりで懐疑的になっており連絡ができずにいました。
そのため、ワクサポから人事の方にお伝えしたところ、「早急に対応するが、その対応策をAさんに伝えていただくことは可能か」と質問がありました。こちらからは「今回の場合、御社から直接ご本人にお伝えした方が良い」と回答し、合わせて「就労移行のスタッフの方にも同席してもらって、Aさんのサポートをしてもらうのを有効」と提案しました。その後人事から就労移行スタッフに連絡が入り、今後の改善策を提示、就労支援スタッフの方からもAさんへ状況説明とフォローの依頼がされました。
結果、Aさんの就労に関する不安材料が解消される見通しとなり、Aさんの退職という話は一旦なくなりました。また、同時に途絶えそうになっていた人事担当者と支援機関関係性の橋渡しも行えました。