導入事例

D&Iのサービスを利用された
お客様事例を紹介いたします

レスポンスの速さと柔軟性が決め手。スタジオで撮影、D&Iの映像研修は「障がい者雇用を明るくポジティブに」のメッセージが溢れたものでした

株式会社ダスキン

人事部 人事労務室 室長 堀 桂 様
人事部 人事労務室 室長補佐 友永 雅彦 様

利用サービスコンサルティング  

関連キーワード:#社内研修

国際障害者年1981年からの歩み、40年勤続の社員も

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▲友永様(写真左)、堀様(写真右)

――貴社は法定雇用率を既に達成されている状況です。これまでどのような取り組みをされてきたのでしょうか?

友永様:

当社と障がいのある方との積極的な接点ができたのが、国際障害者年の1981年です。

「障がいのある方達にダスキンに来ていただいて、お仕事をしていただく」という活動がはじまりでした。

同じ頃に、ダスキンの「めい・あい・へるぷ・ゆう」の精神で「障がいのある方の自立と社会参加」を支援しようと立ち上がったのが、「広げよう愛の輪運動基金」(現:「ダスキン愛の輪基金」)でした。
その基金は、海外に研修生として障がいのある熱意ある方々を派遣したり、海外から障がいのある方を招き国際交流をしたりといったことに使われています。

2022年の4月、国際障害者年の翌年(1982年)に、障がい者雇用者枠で入社された方が、勤続40年を迎え、永年勤続40年表彰を受賞されました。
その方に対し、一緒に働く社員から「よかったね」「40年なんだ、おめでとう!」と声をかけたり、中には、涙ぐみながら喜んでいる社員もおり、同じ会社の仲間として受け入れられていると実感しました。私自身、本当に嬉しく、改めてこの会社を誇らしく感じる出来事でした。

「障がい者雇用に対してポジティブに考えられるよう」担当者としても楽しく取り組めた

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▲当日はダスキン本社のスタジオをお借りして、D&Iの社員がお話させていただきました

――日本における障がい者雇用の黎明期から障がいのある方々のために尽力されてきたのですね、本当に素晴らしいことです。今回、「社内向け映像研修」のオーダーをいただきました。その背景には何があったのでしょう?

堀様:
更なる障がい者雇用推進のために、特に店舗で働く社員への啓発が必要と感じていました。そこで、忙しい店舗の社員にいつでも見てもらえるよう、社内のeラーニングに掲載する映像の企画と講師役をお願いしました。

私達は障がいがある方も大切な一員として迎え活躍していただいています。

しかしながら、障がいのある方が店舗で活躍いただくまでの道のりは順風満帆だったわけではありません。
過去には、ファストフードの「ミスタードーナツ 」やとんかつ専門店の「かつアンドかつ 」のキッチンでも障がいのある方が働いていました。
しかし、忙しい時間帯には、自分のペースで作業ができなかったり、周りの社員に質問しづらい状態になったりするので、つらい思いをさせてしまいました。
お店の社員の立場や気持ちも分かるだけに、どうしたらこの状況を打開していくかは悩みどころでした。

また、障がいのある方と一緒に働いたことがない社員も多く、一緒に働くことに対して「漠然とした不安」を抱えているのではないかとも考えていました。

今回作成した映像を見た後は、「少しの配慮があれば一緒に働ける」という具体的なイメージを描けるようになって欲しいなと思っています。

今回はそのきっかけづくりとして、他社の働き方の事例をベースに、「こんな働き方ならできるかも」といった気づきが得られるような機会を作りたいというねらいがありました。

――他の障がい者雇用の企業様からもアプローチがあったかと思いますが、なぜD&Iを選んでいただけたのでしょうか?

友永様:
これまでD&Iの無料セミナー( https://d-and-i.jp/seminar/ )にも何度か参加させていただき、理解しやすかったのが商談を進めるきっかけでした。
実際にお話をさせていただく中では、こちらの要望にスムーズに対応いただけました。

他に2,3社からもお話を伺っていましたが、最終的にレスポンスの速さと柔軟性の観点が良かったのでD&Iにお願いをいたしました。

映像コンテンツ作成に向けてアイデアを詰めていく中では、「障がい者雇用をやらねばならない」といった脅迫的な内容ではなく、「明るくポジティブに仲間を迎えられる気持ちになるように」といったこちらの思いを汲んだアドバイスをいただき、私としても明るくポジティブに仕事をさせていただけました。

――映像が完成したものを見られていかがだったでしょうか?

堀様:
現在、様々な社員に見てもらっています。
障がいについて詳しくない社員が見ても分かりやすい内容にしていただきました。
「一緒に働けそうだ」という思いが生まれてくることを期待しています。

そして、障がいの有無に関わらず、共に成長し活躍できる職場づくりをしていきたいです。

フランチャイズ店舗や関連会社の手本として、自社のやり方を見つけて広げていきたい

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――それでは今後の展望についてお聞かせください。

堀様:
ダスキンは日本でもいち早くフランチャイズ形式の経営を導入しました。
私たちはフランチャイズ加盟店や関連会社の手本となれることを常に意識しています。
障がい者雇用を福祉活動や義務としてとらえるのではなく、また、本社だけでおこなうものではなく、店舗においても、障がいの有無に関わらず、多様な社員の個性が輝き、生き活きと働き続けることのできる組織でありたいと考えています。

今後も、ダスキンファミリーの手本となる、「障がい者雇用」に取り組みたいと考えます。

友永様:
ダスキンなりの「合理的配慮のあり方」を見つけていき、それをダスキンファミリー内に共有し、水平展開をしたいと考えます。

より多くの人を巻き込み、障がいのある方と共に働くことは、特別なことではなく、当たり前のことである職場環境をもっと拡げていければと考えます。

堀様:
それから、ダスキンの経営理念にはこのような一節があります。

自分に対しては 損と得とあらば損の道をゆくこと
他人に対しては 喜びのタネまきをすること

我も他も 物心共に豊かになり 生きがいのある世の中にすること

祈りの経営ダスキン 経営理念 」より一部抜粋

確かに新しい働き方を考えていくことは大変かもしれません。
しかし誰かに喜んでもらえ、その結果として利益がついてくると私たちは考えています。「周りの人たち」、つまり、お客様も、我々社員も幸せになれるような会社でありたいという思いは、今後も変わらず大切にしていきたいです。

――経営理念が障がい者雇用にまでも浸透しているのは本当に見習うべきところですね。
これからもD&Iの持ち味を活かし、関わる方々がポジティブな気持ちになれるようなサービスを皆様に提供していきたいと思いました。これからもどうぞよろしくお願いいたします!

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